「開発者からのお願い」
エコット家計簿は、できるだけ多くの方々にトライしていただき、エネルギー問題や環境問題を考えるきっかけにしていただければと考えて制作しフリーで提供させていただいているものです。
そして、このホームページからダウンロードされてご利用いただいた方から、また、南海ラジオの放送を聞いてトライされた方々から、たくさんのご意見と要望をいただいております。このため、できるだけご要望に応じた対応させていただいており、より使いやすいものに仕上げて行こうと改定を続けております。
「エコット家計簿」(エコット政策研究センター)と名をしてあるものについては、いずれのサイトからも同一の係数を使って提供しておりますので、全て互換性があります。利用しやすいサイトからご利用ください。
なお、今後のエコット家計簿の進化のためにも、お使いいただいた感想ご意見、ご質問など、どしどし下記のメールアドレス宛てにお寄せ下さい。お待ちしております
ecotto★email.plala.or.jp(「★」を「@」に変えてご利用ください)
2011年7月吉日 中岡 章
開発者からのご挨拶
エコット家計簿は、政府機関が5年に一回統計データとしてまとめている産業連関表をベースに、それぞれの産業が使うエネルギー量を評価し、エネルギーの種類から二酸化炭素の温室効果ガスの量を算定します。
産業連関表では、400項目を越える製品について、それが造られ、運ばれ、売られて、使われるまでのライフサイクル全般に亘って、どのような業種がどれだけ関与したかを、マトリックス的に表しています。
ここでは、1995年の産業連関表をベースにした電力中央研究所報告(Y01009)をもとに、エネルギーなどについては、購入後に発生するエネルギー量や二酸化炭素の排出量なども加算しています。これによって、生活で使われるエネルギー、すなわち直接分も間接分も評価できることになります。
通常利用されている環境家計簿は、電気やガスなどの直接分の評価がほとんどで、kWhなどの原単位が使われますが、間接分を原単位で表すと、計量が困難にもなり複雑なために、産業連関表のベースとなっているお金の単位で評価することにしました。
このため、同じ商品でもバーゲンで購入すると、それだけ環境負荷が小さくなりますし、電気のように燃料調整価格の変化があると、その分だけ誤差が生じます。エコット家計簿は、その点から見ると正確さには欠けますが、それぞれの暮らしの中で、どこにどれだけお金が使われて、何が地球温暖化に大きく影響するかを見つけていただくためのツールとしてお考えください。
エコット家計簿をご利用いただくことで、お財布にも優しく、地球にも優しい暮らしにつながりますことを祈念しています。
2009年8月吉日 中岡 章
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